アフガニスタンの本はこれまでに何冊か読んだことがあり、地雷が埋まって作物も作ることができないということを知っていました。
読み始めた時に、この絵本の美しい風景がアフガニスタンのものだとは想像すらしていませんでした。
あとがきを読んで、このお話がアフガニスタンであったことを知り、失ったものの大きさを思いました。
作品の中には、戦争という言葉は出て来ますが、破壊されていない美しい風景が限りなく広がっています。
この絵本の風景が限りなく美しく、人々の営みも普通であるだけに、この絵本を読んだ後の余韻と衝撃は大きいものでした。
戦争のむごさ、恐ろしさは語りついでいかなくてはいけないものだと思います。