『赤毛のアン』で、アンが満開のりんごの木の下を馬車で通った時のシーン。
「まあ、クスバートさん! まあ、クスバートさん!! まあ、クスバートさん!!!」
私はその時のアンの感動と同じものをこの作品で感じました。
5月に咲く、北海道の桜の木が主人公。
まだ雪の残る4月、ゆっくりゆっくり開花準備をする桜。
段々と温かくなり、そして。
満開の桜の見事さは絶句。
何より、主人公の言葉が珠玉です。
わたしがさく日は わたしがきめる
この自己肯定の姿がとても素敵です。
そんな桜の木の姿を、何と7年もかけて撮影された写真が素晴らしいです。
小学生から大人まで、それぞれ、琴線に触れると思います。