『さよならチワオ』で感動をいっぱいくれた なりゆきわかこさんの新刊です。待ちに待っていました♪
今回は幼年童話という形です。
学校からの帰り道 ちいちゃんの目に飛び込んできたものは
ダンボール箱の上にカラスがたかっている様子。
その中からは小さく「ちい、ちい」と鳴く声が聞こえます。
まるでちいちゃんを呼んでいるかのようです。
それは捨てねこでした。
かわいそうでたまらなくなり ちいちゃんは家にこねこを連れ帰ります。
でもちいちゃんの住むアパートではねこを飼うことができないのです。
どうしたらいい?ちいちゃんは懸命に考えます。
小さな命をどうにか救おうとするあまりイジメに遭ったり
様々な困難にぶつかるけれど 強く立ち向かっていくちいちゃん。
小さいながら こねこのために自分ができる精一杯をがんばるちいちゃん。そしてちいちゃんの優しい懸命な心を応援するお母さんの姿にも心打たれます。
主人公の名前が名前だけに我が子と重なり 涙が止まりませんでした。
我が家のちいちゃんもこの“ちいちゃん”のように
優しく強くあって欲しいなあと思いました。
そして私自身もこの“ちいちゃん”のお母さんのように
子供の優しい心を大切にはぐくんでいけるように
大きな心でいなきゃいけないな〜と諭されたのでした^^;
娘の反応はというと4歳なので内容的に分かったかどうかは怪しいところですが
自分の名前が本に書かれているので喜んではいました。
今後に期待!というところです。