新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

  • かわいい
  • ギフト
  • ためしよみ
新刊
どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

  • 全ページ
  • ためしよみ

かずあそび ウラパン・オコサ」 マドレーヌさんさんの声

かずあそび ウラパン・オコサ 作・絵:谷川晃一
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1999年02月
ISBN:9784494008858
評価スコア 4.41
評価ランキング 12,636
みんなの声 総数 57
  • この絵本のレビューを書く
  • 発見する喜びを

    谷川晃一さんの『かずあそび ウラパン・オコサ』は、まるで魔法のような絵本でした。1と2だけを使って数を数える「二進法」という不思議な方法を、子どもたちが遊び感覚で学んでいく物語です。最初は「何これ?」と思いながらページをめくっていましたが、規則に気づいた瞬間、私自身も思わず「ウラパン!」と声を出してしまいました。この絵本の中には、読み手だけが体験できる特別な楽しさが詰まっています。

    何より感動したのは、子どもたちが新しいルールを発見して嬉しそうに「ウラパン!」や「オコサ!」と声をあげるシーンです。その無邪気な喜びがページを通して伝わってきて、こちらまで嬉しくなりました。数字というちょっと堅いテーマを扱いながらも、絵本の中では遊びと驚きが見事に融合していて、谷川さんの絵本作家としての才能を改めて感じました。

    また、絵本全体のデザインやイラストにも注目です。谷川晃一さんらしい鮮やかな色使いとユーモラスな絵が、二進法という数学的な概念を親しみやすくしてくれています。数学が苦手な人でも、この絵本を通して「数って面白いかも」と思えるはずです。

    最後に、この絵本は子どもだけでなく、大人にとっても発見の連続です。「数を数える」という当たり前の行為に、こんなにも新鮮な視点が隠されているなんて!谷川晃一さんが教えてくれるのは、ルールの中にある遊び心、そして発見の喜びです。

    『かずあそび ウラパン・オコサ』は、子どもと一緒に読みたい絵本としても、また、大人が新しい発想に触れるためにも、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

    投稿日:2024/12/12

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「かずあそび ウラパン・オコサ」のみんなの声を見る

「かずあそび ウラパン・オコサ」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

がたん ごとん がたん ごとん / わたしのワンピース / もこ もこもこ / いないいないばあ / おこだでませんように / ぼちぼちいこか / きんぎょがにげた / ぐりとぐら / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

全ページためしよみ
年齢別絵本セット