雨の日の夕方、女の子が赤い傘をさして、
お父さんを駅までお迎えに・・・。
公園・池・途中で出会ったお友達などが、
いつもと何処か違ったものに・・・。
だだそれだけの、誰でもが経験することを、
文字を使わないで、
まわりの背景などは墨一色で描き、
女の子の傘だけを朱で表現している。
とても、鮮やかに印象に残る傘である。
不思議なもので、この絵の中の女の子の思いが、
自然に理解できるような気持ちになる。
雨にぬれた犬との出会いや、
お父さんに会ったときのホットしたような気持ちなど・・・・。
「きっと、私だったら・・・。」
と、自分なりの物語をつくってページをめくっているのだろう。