幻想的で少しこわい感じがしました。
影のような黒色で描かれている、動物や人間が印象的です。影ぼっこは、光と火の影の精です。
漆黒の闇の中では、ゆらめく炎や立ち上るけむりや灰の中に影ぼっこがみえるのでしょうか。昼間は、影ぼっこはどこにでもいるそうです。
子供は影ぼっこをこわがっていました。でも
「影ぼっこはなんだかおそろしい。
でも こわがることはない。
影ぼっこは死神とはちがうのだから」
と書いてあります。
おそろしいような不思議なお話に、ひきこまれてしまいます。目にみえない影ぼっこをを、すっかり描いている絵がとてもすばらしいなと思いました