かわいらしい絵に惹かれ、手にとって見た絵本です。
主人公は「ポサム」という、おなかに袋を持つネズミに似た動物。
最大の特徴は「死んだふり」なのですが、いつもクスクス笑うジョーには
なかなか死んだふりができません。
お母さんは、大好きなむしパンをご褒美として何度も練習させるのですが・・・
ジョーとお母さんの「死んだふり」の練習風景に、ついついこちらも
ニコニコ笑ってしまいます。ジョーの笑っている絵が本当に楽しそうなんですよね。
練習風景を家の窓から覗き込んでいるジョーのお友達の数が、ページを
めくるたびに増えてきていることに気付いた息子は、
「だんだん増えてるよ!」と楽しそうに教えてくれました。
ある日、外で「死んだふり」の練習を始めたジョーとお母さん。
お母さんがクマの真似をしようとしたら、本物のクマが現れて、『グオーッ』。
さて、ジョーは死んだふりができるでしょうか?
最後には、楽しいオチもあったりして、最後まで笑わせてくれます。
”むしパン”って、そういうことだったのね(笑)
味のある、かわいらしい絵とストーリーがとても合っている絵本です。
タイトルに「わらっちゃだめ」とありますが、笑いあふれた素敵な1冊になっていると思います。
一番最初のページに、『ポサムってなあに?』という説明がありますので、
それを最初に読んでおくと、最後のオチが笑えます。
親子でお気に入りの一冊となりました。