エリック・カールの絵本といえば、とにかく絵がすごく透明感があって、色が鮮やかで、先へ先へと子供の気持ちがはやるような工夫がたくさんされていますよね。
この絵本も、「ね、ぼくのともだちになって!」以外のセリフはほとんどなく...というか、最後にようやく見つかったお友達の「ええ、いいわ!」という返事以外は全編、同じセリフだけで構成されています。ねずみが呼びかける相手のしっぽがちょっとだけ見えていて、さあ誰に声をかけてたのかな?と答えを見るときの子供の顔!もう、あの顔を見ると親冥利に尽きるなと思います。