ある家族の一日の流れを、時間経過とともにおっていく絵本です。表紙の白い手が、屋根を持ち上げて中を丸見えにしています。文章はなくて、時間だけが入っています。
家の細部まで丁寧に書かれているので、何回読んでも毎回新しい発見があったり、雨が降る場面ではどうして家の中が濡れてしまわないのかと、とても不思議がっていました。見えやすいように、屋根を取り外しているんだよ。と伝えても納得せず、「(白い手は)これは神様の手かもしれない」とか「おうちが小さくなってて、だれかが屋根をはずしたんだよ」とか、いろんな想像が膨らみます。