私は、ねこを飼ったことがない。夫も、ねこを飼ったことがない。もちろん、3歳の子どもも。
のらねこだったねこ と心を通わせることの難しさをこの絵本を読んで初めて知った。
絵がとても印象的で、どんどんと引き込まれていき、3歳でも自然とわたし目線で聞いていたようだ。ねこがわたしを噛んだり引っ掻いたりするたび、子どもはわたしの気持ちになって、悲しそうな顔をする。夜、ねこが飛びかかってきて引っ掻いたときは、「ねこ、ひどいよ。」と言った。
そうだね。でも、突然 自分が知らないお家に連れてこられたら、どんな気持ちだろう?
やっぱり、ねこのように怖くて、不安でたまらないんじゃないかな。
子どもはじっと考える。何か心に響いた模様。
ねこに引っ掻かれて、噛まれて、そのたびに悲しい気持ちになるけれど、いつも ねこ のことを考え、諦めずに優しく寄り添い続ける わたし。
こんな わたし だから、ねこ も心を開いたんだなぁ。