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どろぼうがないた」 汐見台3丁目さんの声

どろぼうがないた 作:杉川としひろ
絵:ふくだ じゅんこ
出版社:冨山房インターナショナル
税込価格:\1,980
発行日:2007年10月
ISBN:9784902385472
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,235
みんなの声 総数 58
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  • ”め”が与えてくれたもの

    全ページ立ち読み企画で読みました。
    期限が切れるまで何度も何度も、最初に戻ったり、1ページ戻ったりと
    読みました。どうして、「大人にもお奨め」のジャンルに入るか分かる
    ような気がした本でした。

    “め”がどろぼうに与えてくれたものは何だったのでしょうか?
    やっぱり、それは人間性だろうと思います。

    「さびしくなんておもったことはない。
     かなしいなんておもったことはない。
     それにいちどだってないたことがなかった」どろぼうに、
    その乾ききった心に潤いを与えてくれ、愛でる心を植えつけてくれた...

    作者の杉川としひろさんの話に、ふくだじゅんこさんが選んだ花の絵が
    「白百合」であることがとても意味深いように感じました。
    白百合はキリスト教では、キリストやマリアの象徴でもあるし、
    もっと単純にその花言葉が「純潔」だからです。

    そんなごちゃごちゃした私の勝手な想像は横に置いといても、
    最後の最後まで、身を挺して、どろぼうに何かを教えてくれた”め”が
    とても崇高なものに感じました。

    でも、個人的には、最後にバーンと結末を投げつけられた感じがして、
    動揺がたかまり、こんな終わり方ってあり?という気持ちになりました。
    5歳の息子なら、きっと、この先、このどろぼうはどうなるの?
    と絶対に聞き返したことでしょう。
    きっと、他の方がレビューで指摘しているように表紙にもどって
    花を植えなおして、平安を取り戻すのでしょうね。

    題名を見た時に、きっと更生したどろぼうの話なんだろうなとは
    思ったのですが、まさか、きっかけが“め”とは!
    奥の深い話です。
    やはり小学生以上にお奨めの絵本だと思います。
    是非、読んでみてください。

    投稿日:2011/01/03

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