戦争好きな隣国に攻められないようお城を建てたい王様、
なかなか工事は進みませんが、ある朝、突然りっぱなお城が
完成していたんです。
おかしいと思いつつとりあえず住んでみた所、城の中ではい
ろんな物が無くなるわ、部屋は荒らされるわ・・・
「ゴブリン」「いたずら」という言葉に惹かれて、図書館で手
に取ったこの絵本、外国の伝説に残る生物で日本の妖怪達と
は一風変わり、ドラゴンやドラキュラ等に比べると馴染みが
ない、そんなゴブリンが主役というのが新鮮で面白いなと
感じました。
またいたずらと言うのは子供の心を掴むもので、子供達は各
ページに潜むゴブリン探しをほんとに楽しんでました。
さらに精密に描かれたお城の断面図は圧巻で、秘密の抜け穴
を駆使して大活躍するゴブリン達には心が躍りますよ。
建築設計のお仕事をされていたという青山さんの他の作品も
見たくなりました。
お気に入りの場面
娘:お城の断面図でゴブリンに懲らしめられる兵隊達の姿
息子:各ページのゴブリン探し
僕:精密に描かれたお城の断面図