この絵本を娘に読んだのは、彼女がまだ2歳になるか、ならないか、という頃。「しりとり」という概念を考えず、「きりんさんのマフラーは、ながいねえ」とか「こぞうさんのぱんつは、おおきいねえ」とか、そんな風に、お話ししながら読んでいました。そして、娘が3歳半になった頃、ある時、突然、「ねえ、しりとりしようよ!」といって、しりとり遊びが始まりました。「しりとりあそび」をこの本なしで教えるとしたら、3歳半の子供には、私には、とても無理のような気がします。読み聞かせとは、無限の可能性を秘めているものだなあ、と改めて実感させられた本でした。