「おはなしの すきな まっかなさかな」と副題にあります。
作者は『お月さまってどんなあじ?』や『クレリア』のグレイニエツさん。
期待どおり素敵なお話でした。
おはなしを語るのが好きな真っ赤な魚、フィアボ。
最初からおはなしを語り聞かせる幸せの場面が素敵です。
ある日黄色い魚に出会い、ちょっと様子が変わってしまったフィアボ。
海の中で、フィアボの赤い体がとても印象的です。
実はちょっとしたラブストーリーなんですね。
そして、ラストは圧巻です。
でも、ラストも幸せなおはなしのシーン。
読み聞かせの幸せ感をご存知の方なら大いに共感!だと思います。
そう、この瞳です。
読み聞かせの原動力です。