幼稚園の先生をしています。自分が幼稚園の先生や母から、いろいろな本をたくさん読んでもらい、絵本や本を読むことが大好きになりました。私も子どもたちにたくさん本を読み聞かせて、一緒にお話の世界を楽しむ先生になりたくて、今、私も自分の先生からしていただいたように、子どもたちに絵本を読み聞かせています。
私の幼稚園では毎月『こどものとも』を先生に読んでいただいて、家に持ち帰っていました。とても楽しみで、家に帰るとそうそうに自分で読んだり、母に「読んで」とせがんだりしていました。その12冊のうちの1冊が『ぐりとぐらのおきゃくさま』でした。私は一人っ子でしたし、こんな兄弟がいたらいいなあ、ふたごだったらもっといいなあ、クリスマスにこんなお客様が来たら楽しいなあ、あったかそうなお部屋だな、などと感じたものです。いつか自分のログハウスを建て、そこには温かい薪ストーブも置いて、ことことお鍋でスープを煮込んだり、ケーキを手作りしたりして、サンタさんをお迎えしたいな、なんて、ぐりとぐらのおうちを見るたびに思います。