北米の部族の物語をもとにした話です。
この部族は、たくさんの恵みをくれるバッファローを人間と血がつながっていると言っています。
バッファローを敬う若者にところに、バッファローの国から娘が来て、二人は幸せに暮らします。
しかし、周りからは認められず、娘は自分の国に帰ってしまいます。
若者は、娘への愛を貫きます。
その貫き方に感動しました。
バッファローを大切に思う部族だからこその物語です。
作者は他の絵本でコルデコット賞を受賞しただけあって、
絵が繊細でレイアウトも凝っています。
動きを感じるような絵です。
特に小川の水面がとてもきれいです。