バーナバスは研究所の瓶の中に閉じ込められている人工ペットの失敗作。
外の世界を見ることを夢見て、他の失敗作のペットと一緒に脱走をはかります。
遺伝子組み換え人工ペットなんて絵本の中の話でしょうか。
生命倫理として無理なだけで、技術的には不可能ではないのかもしれません。
でもいくらパーフェクトなペットになれたとしても、そこに自由が無いなら本当に幸せと言えるでしょうか。
一人一人に個性があり良いところがあって、失敗作なんてない。
みんなで力を合わせれば、できないことなんてない。
それはきっと人間だって同じ。
この絵本は読む人によって色々な気付きを与えてくれます。
20種類以上のペットは色も形も様々で、研究所内や街並み、自然描写もとても繊細で美しく素敵でした。
最後、みんなで力を合わせてピーナッツを手に入れるところに温かい気持ちになりました。