ナチスドイツの侵攻の中、多くのユダヤ人を救い国民を守ったデンマーク国王の反骨精神を描いた作品です。
このような事を知らなかったので感動したのですが、クリスチャン10世のエピソードから作られたフィクションだということなので、その意だけを汲み取りたいと思います。
ユダヤ人を差別化するために着けさせられた「黄色い星」でした。
これほどに侮蔑的な政策はないでしょう。
しかし、国民全体が着けたとしたら?
ユダヤ人以外は「黄色い星」を着けてはいけないということではなかったのですから。
この行為が、ナチスドイツに対する無言の抵抗となったことは間違いありません。
この発想の転換と行動は輝いて見えました。
「今の私たちの身近な問題にもつながる一冊です。」と、カバーに書かれていました。