勝手に大人読みしてしまいました。
いつも一緒だった赤い手袋に、昔の恋物語を重ね合わせてしまいました。
離れ離れになった右の手袋はどうしているのだろう。
新たに編んでもらった右の手袋と、新しい生活を過ごしてはいても、それなりの幸せを感じていても、どこかに行ってしまった右の手袋を忘れることはできないのです。
一方、一人ぼっちになった右の手袋は、いろんな動物たちと暮して、新しい生活をしていました。
そんな二人の再会は、声をかけることもないすれ違い。
それでもお互いに今は幸せでしたなんて、大人にならないと言えない言葉のように思いました。
子どもたちの受けとり方はどうでしょうか。