あきやまただしさんは、ちょっと考えつかないような、ユニークな生き物を考える天才ですね。
「たまごにいちゃん」から、親子ともども、すっかり、あきやま作品にはまり、「ひまわに」でイケてる!
そして、「まめうし」に突入です。
まめうし...その名のとおり、まめつぶくらいの小さい子牛。
あまりに小さすぎて、何をやるのも大変だろうと思うのだけれど、それがそうでもなく、楽しそうに生きているのです。
みんなの手を借りながら。
そして、小さいからこそ、役にたつこともちゃ〜んとある。
ブタさんの背中にあがって、背中をかいてあげたり、もぐらの穴に落ちたどんぐりを拾ってあげたり。
そんなまめうしの毎日は冒険に満ちていて、実に楽しそう。
子供たちは、まめうしがどれだけ小さいか、にとても興味を持ったみたい。
なんせ、自分の目では見たことないから...
ページをめくるたびに、
「わ、ほんとに小さい。お母さん、これでも、ほんとに牛なの?」
「わ、でも、ねずみよりは大きいんだ!」
「すごいねぇ〜。」
こんなのいるわけない、とは言わないんです、子供は。
あきやまさんの絵本は、いっけん、突拍子もない感じだけど、読み終わると、しっかり子供の心をつかんでいます。