腕のいいネズミのチュー先生を頼りにやってくる動物たちへのユニークな治療が微笑ましい前半、
「診察お断り」である危険な動物のキツネの痛々しい姿を見て医者の良心から診察することになりハラハラする後半、
最後まで話に釘づけになります。
子供たちは最後の結末を聞いて拍手をしていました。
診察の途中でキツネの思惑を感じていたにもかかわらず、最後まで歯の治療を続けるチュー先生の勇気とプロとしての誇り、それととびっきりの知恵が痛快です。
自分よりも強いものをギャフンといわせただけの話ではないとこがこの物語りのいいところです。
キツネが帰ってほっとしたのか、その日の診療はお休みするチュー夫婦、よい一日が過ごせたらいいなと思いました。