歯医者のチュー先生は名医でとても人気があるのですが、なんせねずみですから、見に危険が及ぶような動物の歯は診ません。当たり前ですよね! でも、哀れに思ってきつねを診てやることになったのですが... という話ですが、実に、センスのよい話でした。
チュー先生が大きな動物に対して治療をする時に、長靴を履いて口の中に入るとか、ロープを腰に巻いて宙吊りになって治すとか、一体どこからそのユーモアがでてくるのでしょう! そして、よこしまな考えにとりつかれたキツネを最後にギャフンと言わせる妙案、本当にあっぱれです。
とても楽しい本でした。息子とお互いに半分半分の読みあいをしたのですが、久し振りに、先が読みたくなる話でした。とてもお薦めです。