元永 定正さんは、10月3日に亡くなられたので、哀悼の意を込めて読みました。
1922年生まれの御年88歳とのこと。
元永さんは、前衛画家として初めて紫綬褒章を受章。
三重県上野市生まれで、忍者の子孫としても知られています。
物語は、いろだま ころころ という書き出しで始まります。
そして、いろだまが、階段、赤い道、でこぼこ道、坂道、嵐の道、山道、すべリ台とどんどんころがっていくのです。
このリズム感に溢れたフレーズも良いし、ページを捲った時に色の変化も刺激的で、赤ちゃんの心に響くはず。
いつもながら、大人にはこの良さは理解出来ないかも知れませんが、お気に入りの一冊となるお子さんも多いことでしょう。
元永さんの作品群の中でも、オススメの作品でファーストブックに是非。