探検家が語る話だから実話でしょう。
でも、この絵本が描かれた理由について考えさせられました。
生きるための、食べるためには食糧は不可欠です。
だからといって、無抵抗のジャコウウシを撃ち殺すのは、人間のエゴに他ならないのではないかと思ってしまうのです。
しかも、このジャコウウシは出産したばかりの母牛であって、探検家派生まれたばかりの子牛まで撃ってしまいます。
きっと、悔いを残した事実として心に刻まれたのでしょう。
探検家は、母牛の肉を食べながら旅を続けます。自分には、この探検の意義が解りません。
10年前の記憶として、探検家が初めてジャコウウシを撃ち殺した実話を語る意味は何でしょう。
その後のことが、この絵本からは読みとれないので、未消化のままです。