アンパンマン好きの息子が、図書館で見つけて持ってきました。
正直なところ、我が家に氾濫するアニメの絵柄には辟易していたのですが、
この本は、やなせさんの素朴な味わいのある筆致で描かれていて、とても素晴らしいです。
本当に、飢えて死ぬほどお腹が空いた人や動物たちにだけ、自分の顔を与えて食べさせる。
ちょっと、宗教を思わせる倫理観があります。
ところで、最近「死」に興味を持ち始めた息子。
今日も「おかあちゃん、しんじゃって」と言い、
私にこっぴどく叱られ、わあわあ泣いていました。
いったいどこでそんな言葉を覚えてたのか、
よくよく考えてみたのですが、
意外にも「死」という言葉がよく使われている、アンパンマンかもしれません。
生と死。
大切な事ですが、子供にきちんと教えるのは難しいですね。