1951年に初版のコールデコット賞受賞作品。
この作品を読むきっかけは、「きょうはなんのひ」(瀬田 貞二さの文、林 明子さんの絵による1979年の作品)に登場した絵本だったからです。
読んで大正解。
物語の舞台はフランスの寄宿舎。
12人の女の子が暮らしていますが、ある日いっぴきの犬が加わります。
楽しく暮らすのですが、評議員の検査で見つかって犬は放り出されてしまいます。
探しにいく先々のフランスの光景が、実に美しく最終頁に場所の説明があるので、旅行気分が味わえることでしょう。
最後にあっと驚くサプライズもあって、とても楽しい展開の絵本だと思います。
にしかわ おさむさんに通じるタッチの絵が優しいので、4歳ぐらいから読み聞かせしてあげたい一冊です。