やはり1979年に出版されている古い絵本です。
なので、この当時日本にはたぶん《オノマトペ》という言葉が確立していないようで、谷川さんはこの作品で使った擬声語や擬態語を「おとまねことば・ありさまことば」と、呼んでいました。
後書きを読むとこの絵本の主人公(ちゃこちゃんという女の子だそうです)は、挿絵の今井弓子さんが作り出しているようです。
セリフは一言もありませんが、谷川さんがつむぎだしたオノマトペの世界でとっても楽しんでいる様子がよくわかります。
短い音の世界で、絵の状況もよくわかるので、小さいお子さんのお話会などにも使えそうです。