すごくすごく温かくなる絵本です。
キャラは違うものの、このストーリー展開と設定は、
ティラノサウルスシリーズを彷彿とさせました。
自分達を食べようとし、せっかくのツリーまで壊してしまったおおかみを、
豚の兄弟達は、献身的に看病します。
やさしさと愛をもらったおおかみは、
体の傷がいえると同時に、心にもたくさんの栄養をもらったのだと思えました。
何も言わず、プレゼントの赤い手袋をはめて姿を消すおおかみが、
離れたところで口の包帯をとってつぶやく一言は、涙を誘います。
ティランサウルスシリーズ好きの方には、ぜひおすすめしたい本です。