視覚障碍者の男性のバス通勤に
小学生が自然発生的に手助けし
何年にもわたって、善意のリレーを続けて
男性は、定年まで勤めることができた。
そんな実話が、絵本になっています。
視覚障害者になり
白杖訓練を経て
ひとりで職場に向かう・・
不安な気持ちがリアルに描かれていて
胸がぎゅっとなります。
そんなときにかけられた声。
絵本では、視覚障碍者の誘導に、
背中を押したり、手をひっばたりしていたのが
とても気になったのですが
(たぶん、やり方としてはNG行為だと思うのです)
そんなことよりも
不安な通勤に、寄り添ってもらえた心が
白杖を持って歩く勇気につながったのではないかと思います。
暖かい一冊です。