「ヨル」と「よる」?
表紙絵からは、夜が感じられますが、
部屋の中の明かりと、黒猫の好奇心いっぱいの瞳が、不思議な化学反応です。
外に出たことがない黒猫のヨルと、家で暮らしたことのない町のネズミの、「夜」談義。
まっくらで、しずかで、ねむるもの。
まぶしくて、にぎやかで、おいしいもん。
確かに、確かに。
それぞれが相手を案内する訳です。
どちらも初めての体験を満喫したようですね。
何より、自分の感じていた世界と真逆の光景を、温かく受け入れている様子に、
心温まる思いです。
幼稚園児くらいから、夜の印象が変わるかも。