メルマガで紹介されていたので、手に取ってみました。
ことばが話せなくても気持ちは存在していて、それも大変豊かなことを、きたむらさんのシンプルだけれど見事な絵からとても伝わってきました。そして、話せるいきものがとてもシンパシーのあるいきもので本当に良かったです。
この本のすごいところは、この状況って色々なシチュエーションがあると思うんです。
まだ言葉が話せない赤ちゃんや子ども、ろうあ者、障がい者、認知症の高齢者... 挙げたらたくさん出てくるかと思います。
留学や海外移住して、全く言葉が分からない時だって同じ状況と言えることでしょう。
そういう人たちにも感情があることを改めて気づかせてくれたし、おこがましい言い方かもしれませんが、何よりも分かってあげたい、寄り添ってあげたいという気持ちが大切なんだと再認識させてくれた本でした。
とても深い話だと思います。自信をもってお薦めです。