言語を獲得しても、人間にはノンバーバルコミュニケーションが大事だなと再認識するお話でした。
ちょっと気難しい赤ちゃんだった上の子は、発語が遅く癇癪も多めで、初めての育てる生き物にどう接するのが正解なのかよく分からなくて、いつもいつも抱っこしてくっついて安心してもらっていました。少しずつ言葉でやりとりできるようになってからも、言語化できない気持ちがありそうなときは、抱っこでくっついていたなぁと絵本のふたりを見て懐かしく思いました。
今は手をつながなくても、言葉で気持ちが伝え合えるようになり、言語化のスキルもつき、発した言葉で心がつながる実感もあり、言語はすごいと思います。
その一方で、たまに「かわいいなー」と大きく育った息子をハグしたり、頭や頬をなでたりするのも私にとって、また愛おしく大切な時間です。
どちらも大切なんだなと気付かされる、優しいハグのようなお話です。