こうさぎのニックは5人兄弟の末っ子でちょっと怖がり屋さん!?風の強いある夜、突然目を覚まし「おーかーあーあーさーあーん!」と叫んだ事から珍事?の始まるお話です。
最初に読んだ時、五歳の次男は話の内容をあまり理解していない様子でした。何度か読んであげていくうちに、話の面白さを発見したのか「狼の数がだんだん少なくなっているね。さっきはバイクで、今度は船になっている」とか言いながらページをめくる度に笑っています。ニックの怖がりが他の兄弟にも移ったのでしょうか?みんなが狼を怖がりお母さんが狼退治?に外に出て狼を追い払う真似をする場面の絵は、親子で笑っています。子供がぐずる時、怒るのではなく、冷静に子供の話を聞いてあげて子供の精神状態を把握する事は、出来るようでなかなか出来ないですよね。お母さんと子供が一緒に寝ている絵を見ていると、子供は、これが一番安心するんだなぁと思いました。