おばあさんは、いっぴきのしっぽの長いオレンジ色のねこと一緒に暮らしていました。ある日、ねこは、出かけていったまま、帰ってきませんでした。車にひかれて死んでしまったのです。
おばあさんは、ねこを庭に埋めました。すると、そこから芽が出て…
『心という庭に育つ一本の夢の木。これがおばあさんの夢の木。ねこの木』
このフレーズが、ジーンと胸に響きました。
ねこが死んでしまって、それはそれは悲しいことですが、いつか訪れる現実を受け止めること。そうすることで、次があるんだということに気づかせてくれました。
オレンジ色が、目にまぶしく写ります。この色は、私の大好きな色。ずっと大切にしたい色、心です。