最近は10月の行事として「ハロウィン」が取り上げられることがしばしばあるので、本のタイトルにちょっと興味をもちました。
猫、りす、あひるがつくる世界一のかぼちゃスープ。仲良し3人で力をあわせることが最高のスパイスになっているんだな。仲間、友達って大事だよねと思えるとても素敵なお話しでした。
文章に独特のリズムがあり、読んでいて楽しくなるようなフレーズ。こどもにとっても「次はどうなるの?」という興味をかきたてていたようでした。最後のアヒルの「バグパイプをふきたいよ」にはクスッと笑い、「ま〜たケンカになっちゃうよ」でも、心配なんてしていません。きっとまた仲直りできる!と思えるのですから。
表紙のオレンジのやわらかい暖かさ、かぼちゃスープの温かさ、友達や仲間のいる心の温かさ。これからの寒くなる季節にぴったりだと思いました。