チムシリーズは、一冊では語ってはいけないらしい。シリーズ物の困りごとだ。もう少し配慮が欲しい、すぐに仲間に入れるね。
冒険好きの子どもにとってはワクワクする内容だけれど、読む側の大人にとってみると「ちょっと過ぎるかなー…」と不安を覚える。ことが家族の問題に触れるとなると、どう準備していいやら。
人との出会いと別れの連続。優しい人、杓子定規な人、身勝手な人、おっかないけど、命を知っている人等々、一冊の絵本の中で、人生とはこんなもの?いとも簡単に家族と再会できるなんて、よかったねとは正直答えられない。
子どもが想像する以上に、アンディゾーニさんは創造してしまったように感じる。後からついてくるものが、あまりにも大きくてね。感謝。