「めざせ、イグ・ノーベル賞? おもしろ自由研究(1) 人体「ポテトチップスは音がするとよりおいしく感じる」ほか」 渡”邉恵’里’さんの声

2022年刊行。
自由研究のやり方や、どんな題材を見つけて、どのように研究すればいいかを書いた学習絵本。

というのは表向けで、これは人生を楽しく過ごすための考え方を書いた本だと、私は勝手に解釈した。
気になったものを追求していくことや、実際に体を使って実験していくこと、過程や結果を通して自分で考えること…など、
実際に行動をしていくことでいろんな体験をしていく。
これって本当に人生に大切な事だと思う。

ネットで手軽に調べものができる時代だから、なおさらそう思う。私の子どもの頃はネットがなかったから、あの時の私が今に居たら、便利で楽で喜んだかもしれない。
でも、物事にはよいところ、悪いところもあるので、調べただけでわかった気になったり、間違った情報に踊らされたり、手間暇かける尊さがわからなくなったり…
ということもある。

この絵本を見て、「体験すること」って大事だなとつくづく思った。
そして、手間暇かけたり、失敗もしても、自分の意思で決めて体験していくことが、自分にとっては大事だと思った。
だから、誰かが体験したということも、尊重しようとも思った。
素敵な絵本です。ユーモアもたくさんあって、わかりやすい。