五味太郎さんの「みんなうんち」は、何度も読んで聞かせているけれど、ほんとによくできた本だと思う絵本です。
1ページに1行か2行足らずの短い文章ばかりなのに、実に、的確に伝えていると思うんですね。
みんながうんちをすること、大きい動物は大きいうんち、小さい動物は小さいうんち、いろんな形のいろんな大きさのうんちがあるということ。
魚も鳥も虫もうんちをするということ。
カバのように止まってうんちするものもいれば、鹿のように、歩きながらうんちするものもいるということ。
うさぎは、あちこちでうんちをし、たぬきや人間は決まったところでうんちをする。
おまるでうんちしたり、おむつでうんちしたり、いろいろだけれど、大人も子供もみんなうんちをする。
ネコのようにうんちをした後、砂をかけて後始末するものもいれば、何もせずに知らん顔しているものもいる。
水辺でうんちするものもいれば、水の中でうんちするものだっている。
うんちするのも、いろいろだけれど、共通して言えることは、みんながうんちをするということ。
それは、みんながものを食べるからなんですね。
なるほどなぁ〜って感じです。
へびのおしりはどこにあるんだろう?くじらのうんちは、どんなのだろう?なんていうページがあるのも、「そういえば、へびのおしりってどこにあるの?」「くじらのうんち?どんなんだろう?」読んでるこちらが、考えてしまいます。そんなところも、またいいなぁと思うところです。