同僚の「子どもに読むと、絶対に受ける本があるんですよ。」という声で出会った本です。
読んでみると
・おさるさんが、かわいい。
・「…ふりをした。」が、おもしろい。
・読んでみると、子どもたちは大喜び。
でも、私自身は何か物足りない。この感覚はいったいなんだろうと思いました。
家に帰って妻と一緒に読みました。
妻は一言「最後がもったいない。」
これで疑問が解けました。りんごを拾って逃げるおさるさんと、追いかける動物たちのかけあいが本当に面白い。そして最後に追いつめられてしまうおさるさん。どうなる、どうなる、ドキドキしながら読みました。
なのに…、おさるさんに赤ちゃんがいたのが理由だなんて。だったら、言えばいいのに。あそこまで追いかける動物たちにも、相当な理由があったはず。なのに、何でかんたんに納得してしまうの?あなたたちにも家族はいるでしょ?そう思うと釈然としません。
読み終わったあと、心が温かくなりませんでした。