『WHAT IS A COLOR?』が原題。
アニメーションの仕事をした後、子どもの本作りに転じた夫妻による、
50年以上前の作品の邦訳。
幼い我が子に語る色語り。
アメリカ人の感性のため、取り上げられるアイテムはいくつかなじみがないですが、
大まかなイメージはつかめるでしょう。
それぞれの色に対し、たくさんのアイテムを提示するので、
読者も、自分だったら、と意識が向くでしょうね。
素朴な画風やアングルは、アニメーション的、でしょうか。
「このせかいそのもの」という着地は、抱擁感があって素敵です。