今夜は芋名月。家の前にお供えを飾り、満月が昇るころ、子どもたちがよその家のお供えをこっそりもらいに行きます。私が生まれた地域でも、節分にこれと似たような行事がありましたが、この本では「夜にこっそりと」というのが、「いもぱくり」の名前と同じく、おもしろいところだなあ、と思いました。娘は、うみちゃんの家のお供えを、「おいも、すすき、りんご、つきみだんご、ビスケット」と、1つ1つ指差しながら、声に出して繰り返すのを楽しんでいました。そして、「フィンガーチョコも食べてみたい」とうらやましがっていました。子どものころに、こんな楽しい経験ができるのは、すてきなことですね。