きつねが食べようと思っていたひよこに「やさしい」と生まれて初めて言われてうれしくなり、食べずに育てます。
その後アヒルやうさぎもきつねのうちにやってきて一緒に暮らす事になります。
そこへ狼がやって来てきつねはみんなを守る為に戦うのですが・・・。
話の内容としては良くある話ですが、悪くは無いと思います。
大人が読む分にはきつねの気持ちなどが痛いほど伝わってきて感動的だとは思うのですが、果たして子供にきつねの心理が伝わるのか微妙な感じがします。
幼稚園ぐらいになれば解かるのかもしれないですが・・・。
散歩に出かけたアヒルたちをきつねは「逃げる気かな」と思いこっそりあとをついていくのですが、他人を信じきれないきつねが悲しいなと感じてしまいました。
何しろ終わり方が悲しすぎるので、そのあたりも評価を下げてしまう点だと思います。