蒸し蒸しと暑い日が続くのに、
この絵本を手にした途端、もう離せなくなってしまいました。
まぁ、いいか、この寒そうな絵本を読んで、気分だけでも冬を味わおうと、購入ました。
イラストは大好きな味戸ケイコさんです。
(余談ですがむかし、味戸さんが挿絵を描いていた「佐々木丸美さん」の作品にどっぷり浸っていたことがあります)
これはなんと!大好きな「花豆の煮えるまで」の外伝といいますか、小夜の物語の絵本版です!!
このころの小夜は「花豆」の頃より少し小さいのでしょうか?
小夜のおばあさん。登場していい味を出してくれています。「花豆」の方でも、小夜に何かあるたびに助言したり、一緒に付き合ってくれたりする素敵なおばあさんです。
うさぎ座の指人形芝居を見るために、集まってきたうさぎ達のそれぞれのしぐさにとてもこだわりが見えました。
でも、なんといっても見どころは「うさぎのカーテン屋」さん。
おいしい!とっても素敵な役どころでした。
個人的には大好きな作品ですが、やはり、公の場所で読むのは寒い季節の方がよさそうです。
小学校中学年くらいから楽しく聞けるのではないでしょうか?
ただ、はなびやさんも書いていらっしゃいましたが、安房作品はどちらかというと、女の子向けのファンタジー気質が強いので、男の子にはあまり気に入ってもらえないかもしれません。
そういう時は、一緒に冒険ものとか、動きのある楽しい絵本を組んで読んでみるといいかもしれません。