あの「リサとガスパール」の絵を描いている、ゲオルグ・ハレンスレーベンの画に、
上品で落ち着いた文章が合わさって、
ゆったりと眠りに誘ってくれる絵本です。
リサとガスパールや、ペネロペちゃんは、かわいらしいおちゃめな感じでしたが、
この絵本では芸術的であたたかみがあって、また違った魅力です。
おつきさまはいろんな「おやすみ」を見守っていて、
眠りにつく女の子も見守っている。
女の子は、お父さんとお母さん、あたたかいベッド、絵本を読んでくれる声の心地よさ・・・
いろんな愛に包まれて眠りにつきます。
なんて幸せな眠りでしょう!
自分でもびっくりするくらい優しい声で読めます。
とはいえ、うちの息子(もうすぐ2歳)には、まだこの深い魅力は分からないようで、あまりリクエストがかかりません・・・
一応読んであげればおとなしく聞いていますが。
でも、親の私は気に入りました。
私の勝手な意見ですが、お月様に思いをはせるって、女の子ならではの乙女チックな感情なのかなぁ〜。
息子もいつか好きになってくれるといいな。