悩みを抱えていた頃、教会の友人に薦められて手にとった一冊です。
原作は1968年、アメリカ人女性アーシュラ-K-ル=グウィン書き下ろしのSF物語。
すぐれた魔法使いとしての素質を持ったゲド少年が、自分の未熟を知らず、自分を過信するあまりに使った危険な魔法で、不可解に呼び出してしまった影に苦しみ、悩みながらも、大人たちの助言を受け入れて、影に立ちむかっていくはなしです。
正直、こんなに感動してこころ洗われるとは思ってもいませんでした。自分自身のことばかり考えていたことが、恥ずかしいくらいです。大げさではありません。アーシュラさんに、こころから感謝いたします。それに勧めてくれた友人にも。ありがとう。