新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

なまずの駄菓子屋」 Maiyonさんの声

なまずの駄菓子屋 作・絵:池田 あきこ
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1996年03月
ISBN:9784593592173
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,638
みんなの声 総数 7
「なまずの駄菓子屋」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 予備知識なく読んで号泣

    何の予備知識もなく、タイトルに惹かれて読んでしまったら、
    想像もしなかった胸が締め付けられるような切ない展開に号泣してしまいました。

    きつねの思いやり、なまずのおばさんの辛い心情、受け取り様によってはハッピーエンドと言えるとは思いますが、不思議で切ない余韻の残るラストシーン‥‥私にとっては珠玉の名作と言える一冊です。

    どうしてだろう?と、ぐいぐい興味をそそり引き込まれる前半、後半はその疑問の理由を駄菓子屋のなまず自らが語るのですが、その語り口は切ないながらもどこか微笑ましく親しみが持てます。

    不思議な名前が付いている駄菓子についての説明や、大雨で店仕舞いをすることになりその片付けを手伝う様子など、オリジナリティ溢れる細かい描写が物語の中でいきいきとしていて、ただの子供向けの絵本に留まらないリアリティのエッセンスになっています。

    もちろんシリーズ通して、ピリッとスパイスの効いたミステリアスかつユーモラスなイラストも物語に深みを与えているのは言うまでもありません。

    自分の今の立場が母親でなければもしかしたら号泣するというほどではなかったかもしれませんが、あまりに切なくて読んでいると今は本当に号泣してしまうので、まだ2歳の娘には読んでやっていませんが、人の痛みを知るということとそれに対する思いやりを非常に分かりやすく描いていて、子供に読んでやるのも断然自信を持ってお勧めする星五つです。

    投稿日:2011/01/08

    参考になりました
    感謝
    1

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「なまずの駄菓子屋」のみんなの声を見る

「なまずの駄菓子屋」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / いないいないばあ / ねないこ だれだ / おつきさまこんばんは / ぐりとぐら / はらぺこあおむし / はらぺこあおむし

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

みんなの声(7人)

絵本の評価(4.63)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット