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天女の里がえり」 ヒラP21さんの声

天女の里がえり 作:君島 久子
絵:小野 かおる
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2007年10月
ISBN:9784001112030
評価スコア 4.4
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みんなの声 総数 9
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  • 恐ろしい婿いびり。これって犯罪だよ。

    正直いってこの若者も決してほめられた男ではない。
    天女の羽毛扇を隠してしまって、羽衣を返すかわりにお嫁さんになってくれなどと言ってしまう。(人の弱みにつけ込むって良くないよ)
    それにしても健気な天女である。
    こんな若者と幸せな生活を送り、羽毛扇を見つけても若者をなじるどころか子どもともども一緒に里帰り。
    そんな話であれば、天女の父親が心穏やかなはずもない。
    娘をキズものにした男に憎しみを持ってもしょうがない。(すこしオヤジになっています)
    それにしても、半端ではない振る舞い。(これって犯罪だよ)
    一方健気な天女はだんなを守ろうとするのです。
    毒を飲まされて死んだ若者を下界に連れ帰り、毒を抜いて生き返らせてそれからまた幸せに暮らしたのです。

    天女にとって父親はなんだったのでしょう。
    変な道徳感情ではついていけないお話ではありました。
    低学年ならば素直に受け取ってくれるかもしれないのですが。

    投稿日:2010/05/06

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