タイトルを見たとき、「いっぱい食べて大きなちょうちょにでもなる話かな」と勝手に思いましたが、大違い!
これは、意外にも壮大な物語でSF映画を感じさせる絵本でした。
子供は、どんどん食べて大きくなっていく様を面白く見ていました。
また、あおむしくんのそばにいるまさおの大きさがどんどん小さくなっていくのを見つけるのに大笑い。どんだけ大きくなっていったかまさおくんで理解していたようです。
最後には、まさおくんもあおむしのおなかへ。
でも、そこはもといた世界そのものでおとうさんとおかあさんにやっと会えたのです。
裏表紙では、あおむしくんが宇宙にうかんでいるので、もしかして地球を食べてしまったのか?と、想像がどんどん膨らみます。
宇宙は、大きな大きな生き物のおなかの中かもしれないなあと、小さいころ想像したことがあるのを、不意に思い出しました。(私のこの絵本に対する解釈です)
作者は、あおむしくんを何かに例えていたのかなあ。あおむしくんは何なんだろう。
と、読み終わったあと大人は思う本かもしれません。
この絵本は読む人によって解釈がいろいろあるでしょうし、子供も成長すると別の面白さが出てくると思います。