人間が生まれるずっと ずーと 前の前。そのまた ずーっと前にイグアノドンがいた。ドガーン ドガーン 山の音だけで誰の声もしない。ずーっと昔はやかましいけど寂しかった。 イグアノドンは寂しかった。
だけどある日………。
けたたましく噴火する火山を背景に描かれた、シルエットだけのイグアノドン。
こんな時代を恐竜は本当に過ごしてきたのでしょうか?図鑑で見る凶暴そうな恐竜の絵からは、想像することさえできない情景に、読んでいて思わずドキリとさせられました。
長新太さんの絵がピッタリとマッチした作品で、長新太さんファンにはお勧めの一冊です。