小さな森の近くの一軒の家の蔵に、ねずみばあさんが住んでいました。
春も近いある日の朝、ねずみばあさんに、やまばとゆうびんやさんが手紙を持ってきました。
のねずみ子ども会からのお願いがかいてありました。
のねずみの子どもたちのお願いで、森へおひな様たちをつれていってひなまつりをすることに…
おひな様たちが、森の中で、「ピーヒャラ ピーヒャラ ピーヒャラ ポン」と楽しそうに歌い踊るところ、なんともユニークで、その表情の面白いこと。
森の動物たちの表情から、その気持ちが充分に伝わってきます。
森へ行く様子など、ひとつひとつの行動に、ユーモアが感じられます。
一年に一度しか、箱の外に出られないおひな様たち、もしかしたら、こんなチャンスを狙っているのではと、ふと思ったことでした。
それにしても、のねずみばあさんの抜群の行動力、なんて、元気なんでしょう。その秘密も、読んでみるとわかりますよ。